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研究概要

 近年、細胞の多様な振る舞いを分子レベルで説明できるようになってきました。しかし、 個々の細胞挙動がどのように相互連絡して「細胞集団としての機能」が生み出され、多細 胞生命システムが構築されるのか、その仕組みはほとんどわかっていません。当研究室で は、細胞同士の「競合」と「協調」という現象に着目し、その分子機構を解析することで、 器官発生や組織恒常性維持を支える細胞間コミュニケーションの基本原理、さらにはその 破綻によって起こるがんの発生・悪性化や老化の分子機構の解明を目指しています。
 細胞間コミュニケーション機構を生体レベルで解明するために、その解析に最も効果的 なショウジョウバエをモデル生物として用いています。ショウジョウバエの大きなアドバ ンテージである遺伝学的解析、イメージング解析、および分子細胞生物学的解析技術を駆 使して、基礎生物学的な解析を進めます。さらに、共同研究を通じてショウジョウバエで 明らかになった基本原理を哺乳動物細胞やマウスの系に適用して解析し、その普遍性や多 様性を解明するとともに、ヒトのがんや老化を人為的に制御するための方法論の確立を目 指します。

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ニュース&イベント

2024.09.25

掛村くんの論文がCommunications Biologyにアクセプトされました!おめでとうございます!!

2024.09.10
9月5日~9月6日、京都ガーデンパレス(京都府)において第4回領域班会議を開催しました。

2024.09.10
9月4日~9月5日、京都ガーデンパレス(京都府)において第4回細胞競合国際シンポジウムを開催しました。
2024.07.30
7月20、21日に徳島大学で開催された第32回日本Cell Death学会学術集会に参加し、山田くんと城戸さんが発表を行いました。山田くんがベストプレゼンテーション賞を受賞しました!
2024.07.30
7月17日〜19日、つくばで開催された第76回日本細胞生物学会大会に参加し、多くのラボメンバーが発表を行いました。
城戸さんがポスター発表賞を受賞しました!
2024.05.14
9月4~5日、京都ガーデンパレスにおいて第4回細胞競合国際シンポジウムを開催します。
6月1日よりこちらから参加登録できます!(定員150名)
2024.04.18
学術変革領域研究(A)「多細胞生命自律性」のニュースレター Vol.3 No.1 春号がHPに掲載されました!
2024.03.13
3月12-13日に第20回Biostudies Student Symposiumが開催され、ばく君が口頭発表、坪野君、石原さんがポスター発表を行い、石原さんがポスター賞第3位を授賞しました。おめでとうございます!
2024.03.11
3月5日~3月6日、ホテルボストンプラザ草津(滋賀県)において第11回細胞競合コロキウムを開催しました。
掛村くんがベストディスカッサー賞を受賞しました。おめでとうございます!!
2024.01.09
北村くんの論文がCell Structure and Functionにアクセプトされました!おめでとうございます!!
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