News
7月15日〜18日、ウインクあいち(名古屋市)において、井垣さんと名古屋大学の大澤志津江先生が大会長として第77回日本細胞生物学会・第58回日本発生生物学会合同大会が開催されました。城戸さんが口頭発表、石原さん、中野君、中西君、山田君、植田君、畠山君がポスター発表を行いました。中西君と山田君がBest Student Poster Presentation Awardを受賞し、中西君が 2025ABiSイメージコンテストでグランプリを獲得しました。おめでとうございます!準備委員や当日のサポートとして多くのラボメンバーにお手伝いいただきました。ありがとうございました!
Research
近年、細胞の多様な振る舞いを分子レベルで説明できるようになってきました。しかし、個々の細胞挙動がどのように相互連絡して「細胞集団としての機能」が生み出され、多細胞生命システムが構築されるのか、その仕組みはほとんどわかっていません。当研究室では、細胞同士の「競合」と「協調」という現象に着目し、その分子機構を解析することで、器官発生や組織恒常性維持を支える細胞間コミュニケーションの基本原理、さらにはその破綻によって起こるがんの発生・悪性化や老化の分子機構の解明を目指しています。

Pick up
Laboratory

細胞間コミュニケーション機構を生体レベルで解明するために、その解析に最も効果的 なショウジョウバエをモデル生物として用いています。ショウジョウバエの大きなアドバ ンテージである遺伝学的解析、イメージング解析、および分子細胞生物学的解析技術を駆 使して、基礎生物学的な解析を進めます。
さらに、共同研究を通じてショウジョウバエで 明らかになった基本原理を哺乳動物細胞やマウスの系に適用して解析し、その普遍性や多 様性を解明するとともに、ヒトのがんや老化を人為的に制御するための方法論の確立を目 指します。